BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

歴史を学ぶ理由①「なんで歴史を勉強しなくてはダメなの?」への答え方

趣味でツイートしたけど、意外といいねをいただいているのが上記のつぶやき。  

 

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)

 

 生徒は「歴史なんて暗記でしょ」と考えていることが本当に多い。そこで次の問題を問いかけます。

 次の本は歴史書の名前です。「今○」「増○」「吾妻○」さて、○に入る漢字は何でしょう?正解は鏡です。では、なぜ歴史書「鏡」を使うのでしょう?古来歴史は自分の今の行いが正しいか、間違っているかを知るためのものとして活用してきました。自分の今の姿を歴史という鏡に映すことで、正しいかどうかを判断してきたんですね。例えば徳川家康吾妻鏡を愛読書としていました。現代でも企業経営者は組織を発展させるために歴史を参考にしていますよ。

 以上のような話をことあるごとにして、授業でも「自分ならどう判断するか?」という課題をたくさん取り組ませます。

 組織運営における歴史の活用は大変有効。だからこそ、今の教員の働き方改革の議論、文科省の動きは、組織が崩壊する道筋をたどっているのではないかと心配してしまうのです。歴史好きの悪い癖ですね・・・