歴史を学ぶ理由①「なんで歴史を勉強しなくてはダメなの?」への答え方
連休を利用して、昭和天皇実録について勉強。組織が崩壊する過程がよく分かる。太平洋戦争開戦直前の米内光政の「ジリ貧を避けてかえってドカ貧に陥らないか?」は今の中教審答申の会議と被るなあ。現状追認の方策ではドカ貧になる。
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月11日
趣味でツイートしたけど、意外といいねをいただいているのが上記のつぶやき。
生徒は「歴史なんて暗記でしょ」と考えていることが本当に多い。そこで次の問題を問いかけます。
次の本は歴史書の名前です。「今○」「増○」「吾妻○」さて、○に入る漢字は何でしょう?正解は鏡です。では、なぜ歴史書に「鏡」を使うのでしょう?古来歴史は自分の今の行いが正しいか、間違っているかを知るためのものとして活用してきました。自分の今の姿を歴史という鏡に映すことで、正しいかどうかを判断してきたんですね。例えば徳川家康は吾妻鏡を愛読書としていました。現代でも企業経営者は組織を発展させるために歴史を参考にしていますよ。
以上のような話をことあるごとにして、授業でも「自分ならどう判断するか?」という課題をたくさん取り組ませます。
組織運営における歴史の活用は大変有効。だからこそ、今の教員の働き方改革の議論、文科省の動きは、組織が崩壊する道筋をたどっているのではないかと心配してしまうのです。歴史好きの悪い癖ですね・・・
特攻は志願制が建前、下からのやる気で編成されたから、軍関係者は責任なし。なんかどこかで聞いたことのある話。部活は先生が熱意を持って志願してやっている。だから過労死しても管理職の責任はない。
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月11日
実録には、特攻の戦果を天皇が褒めたことにより、特攻が定着してしまったとの記述。うーむ、部活を頑張る先生がいいという価値観を保護者、管理職、文科大臣が認めているから、部活はエスカレートするんだろうな。日本の教育はどのような敗戦を迎えるのだろうか?
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月11日