BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

部活動は勤務時間終了後のレクリエーション①

民間企業のお勤めの人が、部活に対する誤解をもとにTwitterで発言されることは多いです。

それもそのはず、常識とは全くかけ離れた運用がされているからです。

 

部活動とは、こんな運用をされています。

①そもそも部活は教員の仕事ではない。

就業規則である「学習指導要領」に、部活動は教員の仕事であるとは書いていません。

先ほど出された中教審働き方改革答申でも「学校の業務であるが、教員の仕事ではない」と明確に決められました。

部活動は民間企業でいうなら、勤務終了後のレクリエーションで結成するチームです。

②顧問就任は「命令、指示」ではなく、「お願い」に基づくもの

社長からは、そのチームの顧問になることを「お願い」されます。勤務時間終了後です。本来なら勤務時間終了後の行動に対して、社長は口出ししてはいけません。でも部のため、とくに子供のためという理由で強制的に顧問にされます。若い人ほど拒否は難しいです。「子供のため」と言われて拒否できないですよね。

③競技の素人が指導する。

ど素人でも顧問。「部活がつらい」先生の体験談 | 文春オンライン

調査によれば、中学教員の半数が競技経験のない自分が経験したことのないスポーツも指導しなくてはなりません。社長から、YouTubeを見れば大丈夫だろうといわれます。(この発言は某元柔道オリンピック選手が部活動指導がきついと言っている教員に言い放った言葉です。もちろん大炎上しましたが。)

例えば指導に関する書籍、DVDの購入は自腹です。コーチング講習代は、出してくれる学校もありますが、基本自腹を切ります。なぜ自腹?それは、部活は業務ではなく、自主的、自発的な活動だからです。

もうこれだけで、民間の常識と大きくかけ離れていることが分かりますね。