BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

変形労働時間制は職員室を分断する

[https://twitter.com/bigface1979/status/1095666386548871170:embed#@shibasen1958 @gaojing513 しかも変形労働時間制が導入されたら、平日の勤務が長くなり、子育て世代の教員はますます厳しくなります。両親共教員なら、どちらかが退職せざるを得ないかも知れません。

中教審の会議でも大変物議をかもした「変形労働時間制」。中教審答申では以下のように但し書きをしています。 中教審答申p49

全ての教師に対して画一的に導入するのではなく,育児や介護等の事情により以前から所定の勤務時間以上の勤務が困難な教師や,現在特段所定の勤務時間以上の勤務とはなっていない教師に対しては,こうした制度を適用しない選択も確保できるように措置することが求められる。この際,こうした教師への配慮の観点から,職員会議や研修については,通常の所定の勤務時間内で行われるようにすることが重要である。 

「制度を適用しない選択も確保」する上記のような運用をすると次のことが予想されます。職員室には「変形労働制で働く先生」と「通常の勤務時間で働く先生」が混在することになります。

夏休みの長期閉庁日をつくるとして、通常時間で働く先生の勤務時間の調整はどうなるのでしょうか?

変形労働制で働く先生は不公平感を感じませんか?

このように変形労働時間制は、選択する先生と選択しない先生に大きな断絶をつくる危険性があります。

 教員の同僚性を破壊するような制度は、絶対にうまくいきません。