先生がいない。3月に講師をかき集める異常事態。
県教委が9日に臨時の講師登録会 教員不足解消へ初の実施:山陽新聞デジタル|さんデジ
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月9日
採用辞退者、中途退職者が予想以上に出てしまった。だから2月に人事を決めたら、人員不足が明らかになり、慌てて登録会開催という感じでしょうか。果たして今日、人は集まったのかな? https://t.co/frdljjDNpp
前代未聞の事態が起こっているようです。
岡山県で、3月に臨時講師登録会が開催されました。
その背景はおそらく次のやり取りがあったのでしょう。
2月某日 教育委員会人事部
「中途退職の先生が、今までにないくらい増えています!特に若い先生方が退職を決めています」
「新採用予定者も、ブラックな教員よりもホワイトな民間に行くとのことで、辞退者が出ています!」
「そもそも受験者数が激減していて、欠員分の講師登録者数が足りません。このままでは学級担任が不足します!」
「臨時に講師登録会を開きましょう。この際免許を失効している人や、これから免許を 取得する大学生でもかき集めないと、大変なことになります」
民間は世間から悪いイメージをもたれることを極度に嫌います。
ローソンが「24時間営業の見直し」を検討する理由(ITmedia ビジネスオンライン)
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月7日
民間は世の中の風潮に敏感。学校は鈍感なのか、分かっていても痛みを伴う改革をやる勇気がない。 https://t.co/boii9jASAX
これは利益が減ることへの心配もあるのですが、いちばん大事な理由は
「若者が就職を希望しなり、人材が確保できなくなる」ことへの恐れです。
会社は人がいなくては存続できません。優秀な人材が継続的に入ってくることで、会社は存続し、発展します。
さて、そのような危機感を教育界は持っているでしょうか?
登場人物全員違反…仙台市教員募集パンフレットににじむ教師の実情 - NAVER まとめ https://t.co/8u4lj0CJgr
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月8日
「学校の働き方改革」公式プロモーション動画
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月8日
前半は過労死、部活問題に切り込んでたので、その対策について説明がたくさんあるかな?と思ったら、後半はそれには触れずじまい。国民はもう教員はブラックだと分かっています。特に生徒は見抜いてます。どう解決するかが不十分 https://t.co/9ksQE4xj1R
色々文科省もアピールしてるけど、中教審答申で給特法を残したから何やっても無駄。若者には給特法=サービス残業という理解が広がっている。サービス残業=ブラック企業、若者が一番嫌う就職先。教員は給特法廃止したら、すぐに人気職業になり優秀な人集まります。
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月8日
以上の例からも残念ながら、そのような危機感は薄いでしょう。
民間との人材獲得競争をしている感覚を持っているのか疑問です。
さすがに文科省は人手不足への危機感はあるようです。
ただ、給特法を維持する中教審答申を出したことで、サービス残業=ブラック企業認定、つまり、若者が最も嫌う職業になりました。イメージ改善は全くされていません。
文科省のPR動画も結局何を言っているのか、具体的な政策が全く訴えられていません。
以前ツイートもしましたが、給特法を維持したままでは、どんな施策も無駄です。
さあ新学期まであと半月ほど。
子供たちに十分な教育を与えられる人的環境整備は整うのでしょうか?