BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

先生がいない。3月に講師をかき集める異常事態。

前代未聞の事態が起こっているようです。

岡山県で、3月に臨時講師登録会が開催されました。

その背景はおそらく次のやり取りがあったのでしょう。

2月某日 教育委員会人事部

「中途退職の先生が、今までにないくらい増えています!特に若い先生方が退職を決めています」

「新採用予定者も、ブラックな教員よりもホワイトな民間に行くとのことで、辞退者が出ています!」

「そもそも受験者数が激減していて、欠員分の講師登録者数が足りません。このままでは学級担任が不足します!」

「臨時に講師登録会を開きましょう。この際免許を失効している人や、これから免許を  取得する大学生でもかき集めないと、大変なことになります」

民間は世間から悪いイメージをもたれることを極度に嫌います。

これは利益が減ることへの心配もあるのですが、いちばん大事な理由は

「若者が就職を希望しなり、人材が確保できなくなる」ことへの恐れです。

会社は人がいなくては存続できません。優秀な人材が継続的に入ってくることで、会社は存続し、発展します。

さて、そのような危機感を教育界は持っているでしょうか?

以上の例からも残念ながら、そのような危機感は薄いでしょう。

民間との人材獲得競争をしている感覚を持っているのか疑問です。

さすがに文科省は人手不足への危機感はあるようです。

ただ、給特法を維持する中教審答申を出したことで、サービス残業ブラック企業認定、つまり、若者が最も嫌う職業になりました。イメージ改善は全くされていません。

文科省のPR動画も結局何を言っているのか、具体的な政策が全く訴えられていません。

以前ツイートもしましたが、給特法を維持したままでは、どんな施策も無駄です。

さあ新学期まであと半月ほど。

子供たちに十分な教育を与えられる人的環境整備は整うのでしょうか?