教員の世界における闇残業の横行
【読売一面トップ 2019.6.20】
— 斉藤ひでみ/現職教員 (@kimamanigo0815) 2019年6月20日
OECD調査の教員勤務時間、ダントツで世界NO.1。
全くもって喜ばしくない結果。
読売も一面トップで扱ってくれた。 pic.twitter.com/OYwFfX613V
OECDの教員勤務時間調査が波紋を広げています。
2018年といえば、教員がブラックだということがだいぶ浸透してきて、文科省も緊急対策を出していたころ。
教員のブラックさが騒ぎになっている状況で、長時間勤務か全く改善できていないことが明るみになりました。
今年度は管理職が早く帰れコールを連呼しているので、多少は勤務時間は減るでしょう。
しかし業務削減が全くされないので次のようなことが起こっています。
闇営業ならぬ「闇残業」です。つまりタイムカード上に乗らない持ち帰り残業が増えています。
その原因はこの調査でも分かる通り、「授業準備」が勤務時間内に全く取れないこと。
授業の準備をすれば、必ず時間外勤務になるのが今の教員の勤務の現状です。
教員は授業が本職。授業準備を疎かにはできません。でも今後は残業規制がかかる。
在校時間上限月45時間が実施されれば、さらに闇残業は増えるでしょう。
解決法は簡単、勤務時間内に「授業準備」の時間を設定することです。
それにしても、教員採用試験が本格化するこのタイミングでこのような報道。
教員採用試験の合格辞退者が増えそうです。