教員は教員免許なしでも採用するよby静岡県教育委員会
本当に教員免許無しで受験可能と書いてある。信じられない。これで採用された人たちは、免許の更新もないのか?そもそも免許の意義が無くなるのでは?他県で免許無しで受験可能な所はあるのか? https://t.co/SSjPxhBIG7
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月16日
ついにここまで来てしまったか・・・と愕然とする内容です。
静岡県で中学校の実技教科で、教員免許なしでも受験可能になりました。
(昨年度は高校で、特別選考として実施されていたようです。)
昨年度の要項を確認したところ、免許状の扱いは次のようになるのではないでしょうか?
教員採用試験合格→教育委員会が実施する教育職員検定を受験→教育委員会が発行する特別免許状取得→正式採用
http://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kk-060/saiyo/documents/h31youkou1-12.pdf
特別免許状の扱いは以下のとおり
特別免許状は、教員免許状を持っていないが優れた知識経験等を有する社 会人を教員として迎え入れることにより、学校教育の多様化への対応や、その活性化を図るため、授与することができる免許状です。授与された県で 10 年間有効です。(免許更新を行うことが可能です。)ただし、授与権者による教育職員検定に合格しなければなりません。
http://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kk-060/saiyo/documents/h31youkou2.pdf
このような制度があることを、今まで知りませんでした。他県でもこのような例はあるのでしょうか?
このような教員免許がなくても受験可能にする対策は、本当に怒りを覚えます。
東京学芸大学のカリキュラムでは様々な過程を履修します。
それは「教員は高度専門職」だからです。
高い職業倫理と、教科指導や生徒指導の技術が求められる職だからこそ、大学でも専門カリキュラムが組まれ、現職後も教員免許更新制度があるのではないでしょうか?
それなのに、一教育委員会の試験を受けただけで、大学4年間かけて取った教員免許とほぼ同等の免許が取れてしまう。
「専門性をなめるな」と本当に怒りを覚えます。
「新学習指導要領、免許更新制度、教職員大学院」と「無免許採用」「臨時免許で講師確保」の両端が並び立つ文科省・各都道府県市町村教育委員会って懐の広い組織だな~。「もう、何だっていいんじゃね、4月から人足りねぇし」くらいの勢いがある。ブラック勤務状態が元凶だと思うけど、そこは無視ね? https://t.co/9Smb4XpV1x
— 蘇東坡が好き (@oita5d) 2019年3月16日
免許更新制度廃止の前に免許制度が廃止されそうな勢いw https://t.co/wQFZVuoy1v
— 東和誠@1/2成人式やめた人 (@makoto_touwa) 2019年3月16日
画期的ー!
— ぽたぽた音楽専科 (@achang27346861) 2019年3月16日
もはや、あんなに勉強した4年間、無駄!? https://t.co/81G5C7kWZ6
何でもありになってきてるなー。
— どこぞの教員 (@e1156130) 2019年3月16日
目先のことしか考えてないようにしか思えないですよね。
だったら、
『うちの県は部活動無くします!』
とかの方が同じお金かけない方法でもよっぽどいいと思う。保護者からのクレームはあると思うけど。
教員になんて思われようが構わんという姿勢なのかな? https://t.co/EcFJeloTpO
もしかしたら、静岡県教委は「いいじゃん1,2人くらい」を思っているかもしれません。
しかし、教員は教育の高度専門職、そのために体系的なカリキュラムをうけているという大前提を崩しますと、もう何でもありになります。
そして、こんなことを許すようではもはや免許更新制度は意味を失っている。
今現場で専門職としてプライドをもって働いている教員に、本当に非礼なことをしていることに気づいてほしい。私は怒りと同時に悲しさを覚える。