教員は人気職業?
教師は子供に人気の職業 高校生は男女共に1位 | 教育新聞 電子版 この結果を実際の採用につなげるために、分かりやすい働き方改革が必要。目の前の先生がしっかり休んでるのを見せなくてはなりませんね。 https://t.co/fvtdUmSobm
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月14日
新年度スタートまであと半月ですが、各地で教員不足が深刻化しているようです。
岡山県といえば、臨時講師登録会を開いた県。他県の現職にまで手を出すとは、よほど人がいないんでしょう。 https://t.co/x2Ibo0ZPYN
— もょもと (@bigface1979) 2019年3月13日
特に都市部では、講師の確保が難しく、学級担任が不在にならないよう、教務主任や管理職が学級担任をするなど、その場しのぎの対応が増えそうです。
再三当ブログでも指摘している通り、働き方改革は「人手確保」を最重要目的にしなくてはなりません。民間の働き方改革は人手をいかに確保するかで動いています。
教員の世界は「教員は人気職業だから、黙っていても人は集まる」と勘違いをし続けています。
では、なぜのような勘違いが起きるのでしょうか?
職業調べや将来の夢を考える授業は、ほとんどの学校でやっています。
その中で、結構の割合で「教師になりたい」という子供がいます。
だから冒頭のアンケート結果も、まあ理解できます。だから教育関係者は「教員は人気職業」と考えるのも無理はありません。
問題は、教員はこどもには人気なのに、大学卒業時には不人気になるということです。
その原因は教育実習にあります。
あまりの現場の多忙ぶり、激務を目の当たりにするからです。
さらに深刻なのは、以前に比べ現場の多忙化が進み、教育実習生をフォロー出来なくなっていることです。
昔はじっくり話をしながら、指導案を練ったりできましたが、今は現職教師が多忙すぎて、教育実習生がアドバイスを受けたり、指導案の相談をすることが難しくなっています。
この教育実習の経験は、教員を選ばない大きな原因になると思います。
だって、新卒で教員になっても先輩からのフォローがない、そんな中で担任をもたされ、未経験の部活動をもたされる。保護者からも「新卒?はずれじゃん」と思われる。
民間では新人研修がしっかりあって、若手はじっくり育てられる、しかも休日も確保される。教員の世界は新人を大切に育てるという感覚がありません。即戦力です。
若者は教育実習を通して、自分が大切にされないことをわかってしまうのです。
現場に余裕を持たせるのと同時に、教育実習のやり方も変えないといけない時期に来ています。
ただ、SNSの普及やTVで教員ブラック労働ぶりが国民の常識になりました。
いまでは、教育学部自体を目指す生徒が減っています。
こちらの記事では、教育学部生が
— のたね (@14JxuyldiK4ybOt) 2019年3月14日
激減と書いてありました。https://t.co/Y65uY8DqfE
どちらが正しいのか(;_;)
どちらにせよ採用試験の受験者数の減少は現実に起きていますし、このままでは
駄目なのは明白ですね。
のんびりしている場合はないと思いますよ、文科省さん。