BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

働き方やるやる詐欺にご注意!

教員採用試験の倍率低下が大手マスコミでも話題に上がるようになりました。

このタイミングで毎日新聞や読売新聞が大々的に報道するということは、今年度の教員採用試験の申込状況が芳しくない情報をつかんでいるのかもしれません。

さて、毎日新聞の記事で気になる部分がありました。

今年の1月に中教審で出された働き方改革答申の内容を、大学の教育学部のカリキュラムで指導するよう各大学へ通知したということです。

私がツイートした通り、中教審答申通り、在校時間時間外45時間以内や業務の精選が進んでいる学校はほぼありません。

中教審答申が出てもう4か月、新年度も始まっていますが、全くブラックな状況は変わっていません。

いくら大学生に働き方改革が進んでいますよとアピールしても、現場が全く変わっていないなら、大学生にうそを教えることになります。

現場を中教審答申通りの環境に変えてからなら、いくらでも大学生に指導してもいい。

それもできずに大学生に「働き方改革がすすんでいるから、先生になりなよ」というのは、はっきり言って詐欺に近い行為です。

大学の先生もそんな詐欺に近い行為に加担したくないでしょう。

(さらに中教審答申をつくった本部長自身が、この改革は不十分であることを認めています。というわけで文科省案に現場の信用もなくなり破綻しています、この働き方改革案は。)

大学生の皆さん。「働き方改革やるやる詐欺」にご注意!