働き方やるやる詐欺にご注意!
小学校教員採用倍率 過去最低の3.2倍 質の維持困難な「危険水域」近づく - 毎日新聞この記事で気になることが。文科省が働き方改革を進める事を学生に周知するため、大学に対し働き方改革の答申を授業で指導するように通知している事。 https://t.co/Acb6dOFqPa
— もょもと (@bigface1979) 2019年5月10日
教員採用試験の倍率低下が大手マスコミでも話題に上がるようになりました。
このタイミングで毎日新聞や読売新聞が大々的に報道するということは、今年度の教員採用試験の申込状況が芳しくない情報をつかんでいるのかもしれません。
さて、毎日新聞の記事で気になる部分がありました。
今年の1月に中教審で出された働き方改革答申の内容を、大学の教育学部のカリキュラムで指導するよう各大学へ通知したということです。
通知は勤務時間管理の重要性や学校や教員が担うべき業務について教える事とある。ではこのような事を学んだ学生が現場に立った時、その通知通りに業務を行なっている学校があるのか?それはほぼないだろう。相変わらずのサービス残業、部活動の顧問強制の多忙な現場しかない。
— もょもと (@bigface1979) 2019年5月10日
私がツイートした通り、中教審答申通り、在校時間時間外45時間以内や業務の精選が進んでいる学校はほぼありません。
中教審答申が出てもう4か月、新年度も始まっていますが、全くブラックな状況は変わっていません。
時間外80時間超、中学で3人に1人 目標達成ほど遠く… 横浜市教委教職員状況(カナロコ by 神奈川新聞)大学で働き方改革の答申を指導して、時間管理を教えることが教員不足解消の手段だと思っている文科省。現場は全く変わってません。大学生の皆さん、騙されないで! https://t.co/9crt0ijmAP
— もょもと (@bigface1979) 2019年5月11日
いくら大学生に働き方改革が進んでいますよとアピールしても、現場が全く変わっていないなら、大学生にうそを教えることになります。
現場を中教審答申通りの環境に変えてからなら、いくらでも大学生に指導してもいい。
それもできずに大学生に「働き方改革がすすんでいるから、先生になりなよ」というのは、はっきり言って詐欺に近い行為です。
大学の先生もそんな詐欺に近い行為に加担したくないでしょう。
(さらに中教審答申をつくった本部長自身が、この改革は不十分であることを認めています。というわけで文科省案に現場の信用もなくなり破綻しています、この働き方改革案は。)
部活動が学校から切り離されるとか、給特法無くすとか、内容が膨大な学習指導要領を変えるとかなど学校の制度自体を変えないと。今の破綻した制度内で何をやっても、改革は失敗する。 https://t.co/q3XAM3Du3k
— もょもと (@bigface1979) 2019年5月10日