自分の人権を大事にしない教員が、人の人権を侵害する
教員の過労死は1年間に何人?過労死をなかったことにする悪法「給特法」 - BIGFACEs Opinion 怒りのブログ。大阪の裁判応援してます。 https://t.co/kMkGyLslhM
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月26日
大阪では長時間労働による健康被害についての裁判が始まりました。
このように、現在教員の人権を回復するための戦いが各地で起こっています。
この記事を見て大変驚いたことがあります。
病院の診断書を提出しようとした西本さんに対して「診断書を出されたら語学研修の引率をさせられなくなる」と言って、病院へ返却するよう指示したということです。
診断書を返却せよ?
まったくありえない、診断書はれっきとした公文書です。
また、語学研修の引率のほうが原告先生の命、体より大切なのでしょうか?
民間でこのようなことをしたら、どうなるでしょう?
引責は免れません。しかし、学校の世界では「生徒のため」という美名のもと、
教員の人権侵害が平然と行われているのです。
以上のように管理職には従業員の心身の健康を守る義務
「安全配慮義務」があります。安全配慮義務に違反し、従業員の心身を害することがあったら、管理職は責任を問われます。
ちなみに、「長時間労働の放置」も、れっきとした安全配慮義務違反です。
いま全国の学校で、安全配慮義務をちゃんと守って運営されている学校が1校でもあるでしょうか?
今の学校は、全国の管理職が一斉に安全配慮義務違反に問われる異常事態です。
教員の人権が回復されるよう大阪での裁判もしっかり監視しましょう。
こどものためという名目で、教員の人権が制限される状態では、真の人権教育ができる場に学校はなることはできません。今まで教員は自身の人権保障に鈍感でした。だからこの校長のように、教員自体が人権意識に薄く、ハラスメントの横行を許すことになります。
自分の人権を大切にすることで、他人の人権も大切にできます。
そんな学校にしていきたいですね。