来年度の採用試験は「小中共通枠」?
【教科担任制】年末までに導入の方向性提示へ 中教審 | 教育新聞 電子版
— もょもと (@bigface1979) 2019年6月27日
小学校高学年での教科担任制の導入や授業時間の見直し 今のままでは難しいが、おそらく小中一貫を基本にして、中学の先生を取り込むことで実現させようとしているのかな? https://t.co/fhQ00af65Q
中教審では小学校教員不足やワンオペ教育を改善しようとしています。
しかし、文科省は財務省とケンカする気はない。だから、なるべくお金をかけずにできる範囲で・・・と腰の引けた対応しかできません。
そんな中、小学校高学年の教科担任制にどう取り組むのでしょうか?
例えば2クラスを2人の先生で担当している状況で、小学校9教科を教科担任制にすれば、単純計算であと7人の先生が必要になります。
小学校の教員採用試験の志願者数が激減する中、そんな人員は揃えられないし予算もないでしょう。
おそらく答えはこの記事にもあるように「教科担任制に対応した教職員配置や教員免許制度の見直し」でしょう。
つまり、中学校の先生を小学校に配置できるよう教員免許を変えるのです。
中学校の志望者は激減しているとはいえ、そもそもの採用数が少ないので不合格者が多い。免許を変えたら小学校に講師として配置できます。また中学校の先生に複数小学校を巡回で指導するようにもできるようになります。
中教審が2019年末までに方向性を急いで出したいという意向の裏には、来年度の教員採用試験は「小中採用枠」にしたいという本音が滲み出ているのではないでしょうか?
議論の行方によっては、来年度の教員採用試験は大きく変わりそうですね。