BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

もっとも深刻な教育問題とは?

東京都の教員募集パンフレットには、働き方改革を紹介するコーナーができました。

平成30年度の小学校採用試験倍率は1.8倍、かなりの危機感があるでしょう。

www.kyobun.co.jp

学校業務を成り立たせるためには、教員採用試験で3倍以上の倍率が必要だといわれています。

以前知り合いの指導主事から、以下のような話を聞きました。

「三倍の倍率なら、一人は本採用。もう一人は講師予定者、特に産休育休、病休が出た時にすぐに対応できるようにしたい。また講師で経験を積んだら、本採用予備軍として考えている。もう一人は不適格者で落とす。だから最低でも3倍、ほんとうは5倍くらいは欲しい。」

つまり倍率2倍を切ると、病休、産休が出たら即人手が不足することになります。

現に今年は都内では講師不足がひどく、授業が満足にできない学校が出ています。

東京都公立学校時間講師を希望される方へ(受付中)|東京都教育委員会ホームページ

横浜でも講師が枯渇したということがSNSで拡散されました。

そう、今最も深刻な教育問題は「教員の人手不足」なのです。

少子化により、若者の数が減っています。いまや、民間は人材獲得競争に邁進しています。人材を獲得するために、働き方改革を行い会社のホワイト化を進めています。

今はSNSの時代、ブラック企業の情報は共有されており、企業もブラックとのイメージをもたれないように細心の注意を払っています。 

以前は民間企業でも、「やりがい」「成長」を前面に出して人材獲得を進めていました。しかし、今は休みが取れること、残業がないことなど「待遇面」を全面に出して獲得競争を進めています。

さすが東京都教育委員会、民間と人材を採り合っている問題意識はあるようです。

一方、仙台市

相変わらずにのやりがい、成長おし、そして堂々とサービス残業宣言。仙台市も小学校の倍率は2倍を切っているのに、危機感が感じられませんね。もう若者は見抜いてますよ、学校はブラックだと。