もっとも深刻な教育問題とは?
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— もょもと (@bigface1979) 2019年2月18日
東京都の教員募集パンフレット。やはり人手不足の危機感が強い。「こんなにやりがいありますよ」だけではなく、働き方改革コーナーを作っている。危機感が強いんでしょうね、このままでは若者が教員を目指さなくなることを強く感じているのでしょう。
東京都の教員募集パンフレットには、働き方改革を紹介するコーナーができました。
平成30年度の小学校採用試験倍率は1.8倍、かなりの危機感があるでしょう。
学校業務を成り立たせるためには、教員採用試験で3倍以上の倍率が必要だといわれています。
以前知り合いの指導主事から、以下のような話を聞きました。
「三倍の倍率なら、一人は本採用。もう一人は講師予定者、特に産休育休、病休が出た時にすぐに対応できるようにしたい。また講師で経験を積んだら、本採用予備軍として考えている。もう一人は不適格者で落とす。だから最低でも3倍、ほんとうは5倍くらいは欲しい。」
つまり倍率2倍を切ると、病休、産休が出たら即人手が不足することになります。
現に今年は都内では講師不足がひどく、授業が満足にできない学校が出ています。
東京都公立学校時間講師を希望される方へ(受付中)|東京都教育委員会ホームページ
横浜でも講師が枯渇したということがSNSで拡散されました。
そう、今最も深刻な教育問題は「教員の人手不足」なのです。
少子化により、若者の数が減っています。いまや、民間は人材獲得競争に邁進しています。人材を獲得するために、働き方改革を行い会社のホワイト化を進めています。
今はSNSの時代、ブラック企業の情報は共有されており、企業もブラックとのイメージをもたれないように細心の注意を払っています。
以前は民間企業でも、「やりがい」「成長」を前面に出して人材獲得を進めていました。しかし、今は休みが取れること、残業がないことなど「待遇面」を全面に出して獲得競争を進めています。
さすが東京都教育委員会、民間と人材を採り合っている問題意識はあるようです。
一方、仙台市。
一方で仙台のパンフレット。帰宅時間が一切盛ってないことに好感が持てる😨ま、東京も現実はこれなんでしょう。パンフレットに「ブラック脱却!残業させない先生生活宣言」ってうたって、実際に実行したら教員不足なんてすぐ解消されるのですが。 https://t.co/sBclVRv08Z
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月18日
相変わらずにのやりがい、成長おし、そして堂々とサービス残業宣言。仙台市も小学校の倍率は2倍を切っているのに、危機感が感じられませんね。もう若者は見抜いてますよ、学校はブラックだと。