管理職のマネジメント不足をアピールする埼玉」教育委員会
埼玉県で行われている給特法裁判をさらに分析します。
埼玉県教育委員会の主張
・教室の整理整頓、清掃用具の確認、落とし物の整理、教室の掲示物管理、掲示物のペン入れ、教室の掲示物作成、授業の準備、朝自習・ドリル・プリント・テストの丸付け、忘れ物の確認、学年だよりの作成、学級懇談会実施・懇談会資料の作成、授業参観の準備、保護者への対応、ノート点検、授業で行った作業の添削は教員の本来的業務であり、校長から直接命じていない。(被告答弁書15頁)
埼玉県の主張では、
以上の業務は教員の仕事である。
しかし校長は直接命じてない。
だから、時間外に以上の仕事を行うのは自主的な勤務である。
皆さんはこの論理どう考えますか?
まずは、以上の仕事は教員ならやって当たり前で、校長に命じられるまでもなく、行うことです。いちいち校長が命じることはありません。社会人、大人なので当たり前です。
給特法では、教員に残業を認めていません。よって、校長が勤務時間のマネジメントを行い、残業がないように、上記の業務をさせる環境を作る責任があります。
つまり、上記の業務が勤務時間外になってしまうのは、「管理職の責任」です。
なのに、なぜか仕事が終わらないことが教員の責任となっている。これはおかしい。
埼玉県が時間外業務が自主的と主張すればするほど、「管理職のマネジメント不足」を主張することになります。
それに気づいてますか?自身の能力不足をアピールしてるんですよ。
給特法では時間外は振替なくてはならない。しかし今の小学校の時間割でどうやって振替されるか?他教科を削らず英語を無理やり入れたりして、ただでさえ朝から夕方までびっちり勤務。埼玉教委の合理的な返答を期待します。それが全国のモデルとなるので。 https://t.co/F56C6ocH09
— もょもと (@bigface1979) 2019年2月24日