部活動は勤務時間終了後のレクリエーション②
教員の就業規則ともいえる学習指導要領では、部活動は勤務時間外のレクリエーションという位置づけです。
それなのに、学校の中の「部活動」の地位は大きくなり続けています。
その理由は中体連にあります。
①レクリエーションなのに、なぜか全国組織がある。
勤務時間外のレクリエーションで集まっているはずの部活。しかし、部活には「中体連=中学校体育連盟」があります。企業がレクリエーションのために作ったチームに、なぜか全国組織がある感じです。そして市町村立校長が、中体連の役員となり、部活を推進しています。つまり社長が勤務時間外のレクリエーションチームの推進役になるようなものです。人事権を握る校長が部活をやらない教員をどう思うでしょうか?
②中体連の運営金は強制的に徴収される。
全国組織である中体連、もちろん市町村に支部があります。大きな組織ですが、運営金はどこから出ているのでしょうか。それは学校の徴収金に含まれています。だから、運営資金を潤沢に得るためには「強制入部」が必要になります。強制入部の背景には、このような原因もあります。入部していない人からお金はとれませんからね。(もしかしたら、強制入部ではない学校も、集金に中体連に関する集金がされているかもしれません。これは違法です。)
中体連の予算収支書です。
http://www.njpa.sakura.ne.jp/pdf/h30yosan.pdf
会社のレクリエーションチームの運営金を集めるために、社員を全員チーム所属にして、会費をとっているような感じです。ありえませんよね。
③全員所属が基本だから、やりたくない部活に入るしかない
全員参加ということは、興味がない部活にも入らなくてはなりません。会社のレクリエーションチームに、無理やり入って活動する感じです。やる気出ますか?だから様々人間関係トラブルがおこります。だからいじめも部活動内で起きやすくなります。やりたくもないことを強制的にやらされるのです。
勤務時間外のレクリエーションで自殺事件。会社なら即レクリエーションチームの廃止を決めるでしょう。でも、学校は何人死者が出ても部活制度をやめません。
異常な状態だと思いませんか?