部活動指導員は不公平な制度
部活問題の切り札として部活動指導員が導入されます。東京の漫画パンフでも、大プッシュされてます。しかし部活動指導員は大きな問題だと思います。特に教員に不公平感が増大する事になります。
— もょもと (@bigface1979) 2019年4月21日
http://www.kyoinsenko-metro-tokyo.jp/wp-content/themes/tokyo/pdf/h32jissi/yoko03.pdf
教員のブラック労働の象徴ともいえる部活動ですが、その解決策として部活動指導員の配置が進められています。
しかし、私は部活動指導員は教員間の不公平感をあおる愚策だと考えています。
東京とは平成31年度に中高合わせて約1000人の指導員を確保するとしています。
ところで東京都の学校部活動数はどれくらいでしょうか?
中体連のデータから各スポーツの加盟学校数が分かります。
http://www.njpa.sakura.ne.jp/pdf/kamei/h30kameikou_m.pdf
http://www.njpa.sakura.ne.jp/pdf/kamei/h30kameikou_f.pdf
かなり膨大な数の部活動がある事が分かります。
この全部の部活に部活動指導員をつけられるでしょうか?
それは難しいですね。
つまり同じ学校でも部活動指導員が付き、自分の仕事に集中して早く帰ることができて「休日に家族と過ごせる」教員と、部活動指導員が付けずに、従来通り部活動の指導を施ざる負えない教員の二分化が進みます。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2019/files/release20190322_02/jirei1.pdf
部活動指導員が付けない部活の顧問は、相変わらず休日も部活動の指導をし、平日も部活動指導をする。
一方で部活動指導員が付いた部活の顧問は早く帰り、休日もある。
漫画に出てくるA先生は、多忙が解消されない先生から見てどう感じるでしょうか?
また、部活動指導員はしっかりと給料が払われます。
大田区の部活動指導員の募集が始まります。時給2500円 | 東京、埼玉、神奈川の出張型 | ソフトテニスのプライベートレッスン、スクール | 部活動外部指導員、コーチ | TJソフトテニス
部活動の顧問をやっている先生には1円も給料は出ません。
休日は手当が出ますがガイドラインを守ると3時間分しか出ません。
では3時間分なら2500円×3時間で7500円か?
いいえ違います。
こんなに薄給で休日指導をしている先生がいる一方、部活動指導員は倍以上の給料をもらっている。
このように部活動指導員制度は、大変不公平な制度です。
解決策は2つ。
①全国の全部活動に指導員をつけて、教員は指導しないようする。
②部活動を学校から切り離し、委員会が運営して、指導員を雇う。
この2つしか公平感を保てません。