BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

身の丈に合わせた働き方改革を進めてくださいby萩生田大臣

「身の丈」「精度向上期間」問題発言連発の萩生田大臣。

またも意味不明発言です。引用します。

「顧問の先生には、練習までは参加しなくても良いから、存在はウォッチしてもらいたいと思っている。」

存在ウォッチ?それはどういう意味でしょうか?

あ、いるな、という程度?見てるだけでいいから部活が終わるまで帰るなということ?

ぜひ、野党には国会論戦で追及してもらいたいですね。

さて、衆議院本会議では給特法改正案の提案理由説明と、質疑が行われました。

大臣は「変形労働時間制」は業務の削減が前提と繰り返し強調しています。

ではその業務削減について具体策はあるのか?

スクールサポートスタッフや部活動指導員の活用を進めるとのこと。

部活動が長時間労働の原因なのは当たり前。活動時間が勤務時間外に設定されているから。

部活動にメスを入れないかぎり、中学校での残業時間削減は無理です。

部活動ガイドラインも出ましたが、ガイドラインを厳守しても時間外勤務は40時間を超えます。ガイドラインを守っても上限規制はクリアできません。

だから部活動指導員を活用しようと文科省自民党は考えているのでしょう。

でも実態はこうです。

ついに部活動指導員導入? - BIGFACEs Opinion

部活動指導員は各自治体の財政状況や人材の有無に左右されます。

財政が豊かな自治体、人材が豊富な自治体はうまくいくかもしれません。

でも多くの自治体はそんな余裕はありません。(私の自治体は各校一人限定・・・)

つまり都市部や裕福な自治体は働き方改革が進み、地方や財政的な余裕がない自治体は結局教員のサービス残業に頼るしかありません。そんな不公平で不確実な政策に頼って、本当にうまくいきますか?

ん?この話どこかで聞いたような?そう、英語の民間試験導入と同じ構図。

まさに「身の丈に合わせて」働き方改革をしてください。

こんな丸投げ、無責任な方法で働き方改革が進むでしょうか?

変形時間労働制を導入する前提が全くできていないのに「2021年度からの導入」を決める。また期限を切ってごり押しです。もはやごり押しが通用するほど政権の力はありません。

今国会中は常に抗議の声を上げ続け、政府にプレッシャーを与えなくてはなりません。

特に萩生田さんは首相のお友達。お友達がピンチになると首相は動きますから。