黄金の3日間にこだわる先生の心の奥に見えるもの
「最初が肝心」の勘違い~黄金の三日間はもう止めよう~ https://t.co/Fo81FS1kU8
— Shiochanman/塩崎義明 (@y_shiozaki) 2019年4月7日
新年度が始まりました。
多くの学級担任は次の言葉を意識して仕事をしているでしょう。
それは「黄金の3日間」。
確かに仕組みづくりはとても大切。
また、学級経営の方針を示すのは絶対に必要です。
しかし気をつけたいのは、
黄金の3日間を意識して、必死になっている教師を子供はどう見ているか?です。
多くの先生方は「黄金の3日間」をシナリオ通りに、きちんと乗り越えなくては学級崩壊してしまう、と考えて必死になるのでしょう。
そこに落とし穴があります。
それは、子供への不信感が根底にありませんか?ということです。
学級崩壊の大きな原因は、授業が下手だったり、子供の対応が下手だからです。
ではなぜ授業や学級経営が下手なのか。
それは子供を信用しない、信用できないから下手なのです。
子供が「先生の授業はわかりやすいし、話をしっかり聞いてちゃんと対応してくれる。私たちのことを大切に、そして信用してくれている」と思えば、絶対に崩壊しません。
黄金の3日間に異常にこだわる人は、根底には子供への不信感があります。
実際に上記の実践事例には「文句が出る」とか「足元を見られる」という語句が頻繁に出てきます。
子供はそのような不信感を察知することに長けています。
私が学級開きで気を付けていることは、君たちの可能性はすごい、失敗しても大丈夫、きっとうまくいくという子供を信頼していることを感じさせる言動です。
実際に生徒は、先生に信頼されていると感じると伸び伸びと生活し、力を伸ばしていきます。
子供の人間、人を人として接すること、ここが教師というよりか、人として基本的なことをしていれば、学級崩壊など起こりようがないのです。
先生方、みなさんは子供を信用していますか?